個人飲食店が補助金1,000万円獲得

会社名 株式会社ジーエーシー
地域 神奈川県
業種 食料品製造業

熟成肉で売上好調!

神奈川県厚木市で今、流行りの熟成肉を提供して売上を飛躍的に伸ばしている会社があります。それがジーエーシーです。

「リーズナブルな価格で、牛・豚から猪や鹿といったジビエまでユニークなメニューを提供したい」という思いから、同社は神奈川県厚木市で「DA・BUCHRS」というダイニングバーを展開しています。

同店舗では、専用の保管庫で一定期間寝かせうまみ成分を大幅に増幅させた熟成肉を提供しています。それを同社では、1皿380円というリーズナブルな価格で提供し、店は連日大盛況です。

補助金活用で達成したこと

●最新設備を導入し、ラボ兼セントラルキッチンを開設

●多店舗展開・インターネット業販を開始

熟成肉のスタンダードの確立と地域の食文化へ貢献したい

現在、店舗での料理提供のみで事業を行っているが、代表取締役である大井は、売上が伸びていく中で物足りなさを感じていました。

「地域の食文化向上に貢献したい!」そんな思いから、地元地域の猟師からジビエを仕入れ、神奈川県産の豚肉の活用、そして熟成肉の技術の高度化を目指したいと考えていました。

また、熟成肉には「これが熟成肉」という明確な基準がなく、粗悪な熟成肉を提供している店舗もあります。そこで、同社が熟成肉のスタンダードとなる基準を明確にし、熟成肉メーカーとしての地位を確立したいと考えています。

新事業にあたっての課題

現状の設備ではより多くの種類の肉の熟成がうまくできず、熟成期間も長いため、大量生産に向かない。

解決策

設備導入によりドリップを抑えることでうまみ成分を閉じ込め、短期熟成できるようにする。

その効果

ドリップが抑えられるので目減りが少なくなり、旨味成分を多く含んだ熟成肉が製造できる。また、短期熟成により製造効率も格段に上がる。

補助金でラボ兼セントラルキッチンの導入

今回の補助事業で、株式会社ジーエーシーはラボ兼セントラルキッチン(研究調理場)の開設に取り組みました。

具体的には、最新型の特殊冷蔵ボックスを導入し、瞬間冷凍技術の活用で熟成肉の更なる品質向上を目指します。

また、今後市場規模の拡大が見込める中で、熟成肉の卸売りやインターネット販売を展開するために熟成肉の生産数を増やし、売上の増加と同時に、既存店舗での需要増加に対応したいと考えています。

上記の取り組みによって。生産者・猟師と連携した熟成肉製造と熟成技術の高度化を実現します。

会社概要

会社名 株式会社ジーエーシー
住所 神奈川県厚木市中町2-14-7 1301
電話 043-259-8622
URL https://tabelog.com/kanagawa/A1408/A140802/14059575/

水虫薬を活かした新商品開発に補助金500万円

会社名 株式会社ホロスリン製薬
地域 大阪府
業種 化学工業

商品の効能が高すぎてリピーターがいない!?

「効能が良すぎてリピーターがいない」同社での成果でもあり課題でもあるこんな声がよく聞かれます。それが今回補助金を獲得した大阪府で水虫薬ホロスリンを販売する製薬会社ホロスリン製薬です。

同社ではナマコの抗菌成分であるホロトキシンを薬品化して売り出しております。その効能は、アメリカの有名科学雑誌『サイエンス』にも取り上げて頂き、広く認められています。

その結果、水虫に悩むお客様に高い満足度をお届けしてきました。

補助金活用で達成したこと

●新商品の開発・販売

●成分抽出の機械化による大量抽出への取り組み

強力な殺菌作用を活かしたい!

水虫薬は課題として、商品の性質上、1度治ったら継続して購買していただけない、口コミでの販路拡大も難しいです。

水虫薬は、良い商品であればあるほど、1回きりの購入でリピートしてもらえないという難点があります。

また、同社の商品は、比較的高価な商品であるため、競合商品よりも第一印象で選んでいただくことも困難です。

 今後同社が発展していくためには、水虫薬だけでない新たな商品開発が必要です。そこで、強みである独自の抗カビ成分ホロトキシンを活かした新商品開発を行おうと考えています。

 しかし、現行の体制ではホロトキシン全てを手作業抽出しています。そのため、効率的・定量的に抽出できる体制ではありません。

ホロトキシンを活かした新商品を生産・販売していくことは不可能です。そこで今回の補助事業では、新商品の大量製造を可能にするための抽出工程を築くことで、これから当社が発展していくための基盤を築きます。

新商品を開発・販売するにあたっての課題

課題①

新商品を開発したいが、主成分の抽出濃度が一定ではなく、商品化する際の配合が難しい。

課題②

主成分を大量に抽出できる体制にない

課題③

抽出のノウハウが熟練者の感覚に依るため伝達が困難

解決策

解決①

補助事業で行う実験によって、成分抽出工程を機械化・システム化

解決②

入力数値・操作をマニュアル化することで、一定濃度での抽出が可能

解決③

機械化によって、一度に大量の抽出が可能

解決④

システム化された抽出方法をマニュアル化することで、社内共有が可能

新事業概要 ~強みを活かして新商品開発~

今回の補助事業では、抗カビ成分ホロスリンの抽出工程の機械化・システム化によって成分の安定抽出と多種ナマコへの対応を試みます。

具体的には、現在高価な国産ナマコにしか対応できていないため、利益率を圧迫しています。機械化によって、安価なオキナマコや東南アジア産マナマコに対応し、原価率を大幅に下げることができます。

また、同社の強みでもあるホロスリンの殺菌効果と天然由来成分であることの安全性を活かして将来的には新商品の開発に取り組みたいと考えています。

具体的には、「抗カビエアコンフィルター」「抗カビ機能付き空気清浄機」「フットスプレー」の開発に取り組みたいと考えております。

会社概要

会社名 株式会社ホロスリン製薬
住所 大阪府大阪市生野区小路2-8-9
電話 06-6752-0359
URL http://www.holosrin.com/

日本酒販売店でも補助金6,666,666円獲得

会社名 株式会社さくら酒店
地域 岐阜県
業種 飲料・飲料卸売業

社員2人で取り組む日本酒の新たな販売戦略に挑戦!

岐阜県にある「さくら酒店」は、店舗のない日本酒専門店です。日本には日本人ですら知らない素晴らしい日本酒がたくさんあります。

しかし、その多くの小規模蔵元が海外向けの販売網を持っておらず、さらにはそのノウハウもありません。社員2人で全国各地の酒蔵を訪ね、有名無名に関わらず、造り手の顔の見える高品種の日本酒を取り扱っています。

そんな、小規模蔵元の日本酒を世界中の人に届けるべく、同社で培ってきたSAKEシートを駆使して新たな販売網に着手し、補助金を獲得しました。

補助金活用で達成したこと

●小規模蔵元が簡単に海外展開出来る仕組みを構築

●日本酒の海外へ向けた商品化・認知拡大をサポート

落ち込む日本酒の国内消費量と、海外での日本酒ブームの高まり

近年は、少子高齢化、若者の酒離れの影響もあり、日本酒の国内消費量はピーク時の3分の1まで落ち込んでいます。加えて、日本酒メーカーの2極化が進行しています。

大手13社が市場シェア全体の50%程度を占めており、残りの50%のシェアの中に、200以上の中規模蔵元と1200以上の小規模蔵元がひしめいています。

小規模蔵元が市場内競争において勝ち残るには、非常に困難が大きくなっております。

しかし、近年、海外における日本酒ブームが高まりつつあります。

国税庁の「酒のしおり」によれば、2009年には71億8400万円だった清酒の年間輸出金額は、2014年時点で115億700万円まで増加しています。

清酒の輸出市場は、5年間で1.6倍に拡大しており、今後の更なる拡大が期待されます。新事業は、小規模蔵元がこの大きな市場に働きかけるためのサポートを行うものです。

事業において提供するサービスの有効性及び影響力は、非常に大きいものであると思われます。

現状の課題

課題①:国内販路が頭打ち

良い商品を作っても、売る場所が少なく、売上が伸びません。市場自体も大手の独占状態であり、今後縮小されることが見込まれます。

課題②:日本酒の認知度の低さ

特に小規模蔵元の日本酒は日本ですら認知度が低く、海外では日本酒に親しみが少ない国も多くあります。

課題③:小規模蔵元の海外展開

日本国内の需要の低迷・海外市場の需要増加で海外販路の開拓を考える小規模蔵元は多い。しかし、その販路なく、手法が分からない状況。

解決策

解決①:海外向け商品開発、販路開拓支援

日本酒への知識を活かして蔵元と共に商品開発に臨みます。国内販路ではなく海外販路中心に拡大を図ります。

解決②:日本酒を周知する仕組みを構築

主に外国人に向けて日本酒を深く知ることができる仕組みづくりを行うことで、日本酒を発信していきます。

解決③:日本酒を周知する仕組みを構築

KIKIZAKE WEB システムを開発し、商品を載せるだけで海外展開できる仕組みを構築する。

KIKIZAKE WEB システムの開発

新事業では、「SAKEシート」で示していた内容を「KIKIZAKE WEB」として、1つのサイトで一括閲覧できるようにします。

隠れた銘酒を知るツールとして、海外の日本酒愛好家や飲食店スタッフに日本酒の情報を配信していきます。

「日本の美味しいお酒を探すならこのサイト!」と思われるようなサイトを構築することで海外に潜在している日本酒ニーズを喚起させ、海外インポーターの購買意欲を高めます。

この取り組みにより、多くの海外インポーターに当サイトに参入してもらい、多様な商品選びと日本酒の買い付け選定の簡便化を実現すると同時に、エンドユーザーへの販売を強化する媒体として活用してもらいます。

会社概要

会社名 株式会社さくら酒店
住所 岐阜県大垣市開発町3-183
電話 0584-74-7812
URL http://www.sakurasakeshop.com/

特許技術仕様!補助金で老眼鏡の開発

会社名 株式会社M’sマネジメント
地域 東京都
業種 その他の小売業

この会社について

東京都の小売業、株式会社M’sマネジメントの主な事業は、メガネコンサルティング、メガネ販売、補聴器の販売です。

同社の代表取締役の宮絹代は、3000人を超えるクライアントのデータから確立した「似合うメガネ診断」が人気のメガネプランナーです。

似合うメガネ診断とは、完全予約制でお客様と一対一の対話からライフプランにあわせた最適なメガネを提案し、最高なメガネライフをご用意するものです。

同社は、テンプルを耳に掛けない眼鏡の開発で特許を取得しているため、より生活に合わせたメガネを提案できるところも強みの一つと言えます。

補助金採択の理由と交付金額

●東京都に経営革新計画を認められている点。

●特許技術を使用する点。

●ファッション性と機能性に富む老眼鏡の開発で、消費者のニーズに応える点

●同時に眼鏡業界の活性化を図れる点

以上の独自性、社会性が認められ、250万円のものづくり補助金採択に成功。

市場の現状と同社の課題

現在、メガネ市場は高齢化社会で老眼鏡のニーズが高まり続けていること、デザイン性の向上、ブルーライトや花粉対策といった機能向上を背景に近年拡大傾向にあります。

しかし同時に、大手メガネチェーンの価格競争で、商品単価二万円の同社が業界で生き抜くのは難しいと言わざるを得ません。

そこで、ターゲットを絞り、他社との差別化を図ることで競争力、売上増加を狙うべく、新商品開発に挑戦しました。

具体的には、40代以上の女性をターゲットに高級ジュエリーをあしらったリーディンググラス(老眼鏡)の開発です。

新商品における課題

デザイン性

価格帯30,000円~50,000円では、大きな宝石をつけることが困難。また、デザインの工夫なしでは安く見えてしまう。

強度・耐久性

宝石の埋込やフレームの変形で従来品と比較すると、強度、耐久度の低下が懸念される。

納期

セミオーダー制の採用で納期がかかることが予想される。

解決策・方向性

デザイン性

ジュエリー業界やデザイナーに企画デザインに携わっていただく。ターゲット層にモニタリング調査を行い「購入しても良い」の回答おを7割超を目指す。

強度・耐久度

製造メーカーに試験を依頼し、従来品と同等のクオリティを目指し改良する。

納期

半製品を作成した置くことで30日以内の納期を目標にする。

補助金活用で達成したこと

同社が開発するリーディンググラスは、フレームとレンズの繋ぎ目に好きなジュエリー(ダイヤモンドや真珠)を埋め込み、業界になかった高級感溢れる老眼鏡なっています。

金型の作成、試作開発費に250万円の補助金を使用します。

宝石装着部分の強度、宝石とのフレームの耐久性を加味し、6種類の金型、レンズフレームを4パターン、テンプルフレームを6パターン作ります。

試作した6種類と、競合他社製品の6種類、計12種類を使用してモニタリング調査を行います。

テンプルを耳に掛けないメガネと組み合わせることで、従来の枠組みにとらわれないで、新しい角度からメガネの実現をすることができます。

価格競争が激しい低価格路線でサービスを提供するのではなく「似合うメガネ診断」をお客様にメガネを作成していただき高級路線で商品・サービスを提供することで、新たな販路を開拓することができます。

具体的に海外展開、出張販売、ジュエリー店との提携といった販売経路の使用で、5年で販売数は2倍まで増加することを見込んでいます。

会社概要

会社名 株式会社M’sマネジメント
住所 東京都港区芝浦3丁目14番19号 6F
電話 03-6869‐1634
URL http://mya-mya.com/company

犬のしつけ教室で補助金を獲得

会社名 いぬの学校ひまわり幼稚園
地域 大阪
業種 その他の生活関連サービス業

オンライン型犬のしつけ教室を展開し補助金を獲得

大阪府枚方市にある犬の学校ひまわり幼稚園は、一見、普通の犬のしつけ教室です。しかし、ITを駆使したオンライン型犬のしつけ教室を展開し、補助金を獲得しました。

従来、犬の指導では叱って指導するのが一般的でしたが、同社では、犬の学習理論・犬の行動心理に基づいた「ほめて伸ばす」指導方法を導入しており、各メディアで取り上げて頂けるほど好評で、関西地区では高い認知度を誇っています。

補助金活用で達成したこと

●補助金で「ドッグサービストータルマッチングシステム」の導入
●IT活用で新規顧客展開・商圏拡大

業界の課題:見えないサービスと溢れる情報

近年、ペット関連サービス業界では、課題として、サービス内容の不透明さがあります。いったん預けてしますと飼い主様は自分の愛犬にどんなしつけが行われているのか分からずある程度の不安を感じていました。

また、ペット業界は、近年急激に成長しており、愛犬について様々なサービスを受けられるようになり、今後もさらにサービスの多様化が進む見込みです。

その中で、飼い主があるサービスを利用しようと、Web上で詳細を調べた時に、様々な情報が跋扈していることにより、求める施設や情報が探せない・わかりにくい状況にあります。

そのため、消費者である飼い主様は、この情報過多な現状に大変悩みを抱えています。

現状の課題

課題①:サービス内容が不明確

当店が愛犬にどのようなしつけを行っているか飼い主の目が届かず、少なからず不安がある。

課題②:短絡的で単一なサービス

しつけ期間が完了した後の、フォローアップが十分にできていない。(継続性がない。)
顧客のリピートに繋がる仕組みが構築できていない。(社内サービスの多様化・収益性・継続性が課題)

課題③:サービスの多様化による情報・選択肢の多様化

ペット市場は、現在急激に成長している。そのため、新規参入が増え、サービスの質・価格競争等が原因して、情報が乱立している。

多様化するサービスをトータルに発信・提供している情報インフラが確立されていないため、情報の取得・サービスの利用が困難になっている。

解決策

解決①:しつけ教室の見える化

遠隔地からスマートフォンやパソコンを通じて、しつけ環境および現状を知ることができる仕組みを構築することで、いつでもどこでもしつけ環境を把握することができる。

解決②:既存サービスをコンテンツ化し、IT活用による発信

愛犬しつけサービスを動画としてコンテンツ化。発信するシステムを構築する。また、お客様が継続的にしつけを学べる。相談できる仕組みを構築することで、継続的なサービスを実現する。

解決③:ペット関連サービス情報をトータルに提供する

ペット関連サービスとトータルに網羅したマッチングシステムを構築する。飼い主は、地域やサービス等の情報を自身のニーズによって簡単に検索することが可能になる。

また、ペット関連サービス事業者には、本システムを利用した集客を提供することで、業界全体の活性化を図る。

オンラインでの次世代型 犬のしつけ教室

同社は、補助事業により、愛犬しつけ応援システム・ドッグサービス関連マッチングシステムを開発・導入し、スマートフォン等からしつけの様子を視聴できるサービスと、各ドッグサービス・飼い主間を繋ぐ仕組みを構築します。

結果、しつけサービスの見える化と愛犬に係る総合サービスが実現、独創性を発揮し、新規顧客層の展開と商圏の拡大を実現します。

会社概要

会社名 いぬの学校ひまわり幼稚園
住所 大阪府枚方市楠葉朝日2-4-13
電話 072-855-0999
URL http://dog-himawari.jp/index.html