日本酒販売店でも補助金6,666,666円獲得
会社名 |
株式会社さくら酒店 |
地域 |
岐阜県 |
業種 |
飲料・飲料卸売業 |
社員2人で取り組む日本酒の新たな販売戦略に挑戦!
岐阜県にある「さくら酒店」は、店舗のない日本酒専門店です。日本には日本人ですら知らない素晴らしい日本酒がたくさんあります。
しかし、その多くの小規模蔵元が海外向けの販売網を持っておらず、さらにはそのノウハウもありません。社員2人で全国各地の酒蔵を訪ね、有名無名に関わらず、造り手の顔の見える高品種の日本酒を取り扱っています。
そんな、小規模蔵元の日本酒を世界中の人に届けるべく、同社で培ってきたSAKEシートを駆使して新たな販売網に着手し、補助金を獲得しました。
補助金活用で達成したこと
●小規模蔵元が簡単に海外展開出来る仕組みを構築
●日本酒の海外へ向けた商品化・認知拡大をサポート
落ち込む日本酒の国内消費量と、海外での日本酒ブームの高まり
近年は、少子高齢化、若者の酒離れの影響もあり、日本酒の国内消費量はピーク時の3分の1まで落ち込んでいます。加えて、日本酒メーカーの2極化が進行しています。
大手13社が市場シェア全体の50%程度を占めており、残りの50%のシェアの中に、200以上の中規模蔵元と1200以上の小規模蔵元がひしめいています。
小規模蔵元が市場内競争において勝ち残るには、非常に困難が大きくなっております。
しかし、近年、海外における日本酒ブームが高まりつつあります。
国税庁の「酒のしおり」によれば、2009年には71億8400万円だった清酒の年間輸出金額は、2014年時点で115億700万円まで増加しています。
清酒の輸出市場は、5年間で1.6倍に拡大しており、今後の更なる拡大が期待されます。新事業は、小規模蔵元がこの大きな市場に働きかけるためのサポートを行うものです。
事業において提供するサービスの有効性及び影響力は、非常に大きいものであると思われます。
現状の課題
課題①:国内販路が頭打ち
良い商品を作っても、売る場所が少なく、売上が伸びません。市場自体も大手の独占状態であり、今後縮小されることが見込まれます。
課題②:日本酒の認知度の低さ
特に小規模蔵元の日本酒は日本ですら認知度が低く、海外では日本酒に親しみが少ない国も多くあります。
課題③:小規模蔵元の海外展開
日本国内の需要の低迷・海外市場の需要増加で海外販路の開拓を考える小規模蔵元は多い。しかし、その販路なく、手法が分からない状況。
解決策
解決①:海外向け商品開発、販路開拓支援
日本酒への知識を活かして蔵元と共に商品開発に臨みます。国内販路ではなく海外販路中心に拡大を図ります。
解決②:日本酒を周知する仕組みを構築
主に外国人に向けて日本酒を深く知ることができる仕組みづくりを行うことで、日本酒を発信していきます。
解決③:日本酒を周知する仕組みを構築
KIKIZAKE WEB システムを開発し、商品を載せるだけで海外展開できる仕組みを構築する。
KIKIZAKE WEB システムの開発
新事業では、「SAKEシート」で示していた内容を「KIKIZAKE WEB」として、1つのサイトで一括閲覧できるようにします。
隠れた銘酒を知るツールとして、海外の日本酒愛好家や飲食店スタッフに日本酒の情報を配信していきます。
「日本の美味しいお酒を探すならこのサイト!」と思われるようなサイトを構築することで海外に潜在している日本酒ニーズを喚起させ、海外インポーターの購買意欲を高めます。
この取り組みにより、多くの海外インポーターに当サイトに参入してもらい、多様な商品選びと日本酒の買い付け選定の簡便化を実現すると同時に、エンドユーザーへの販売を強化する媒体として活用してもらいます。
会社概要