予算額130億円!戦略的基盤技術高度化支援事業

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予算額130億円としている、平成29年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)が4月14日(金)より受付が開始されています。
とはいえ、あまり聞きなれないこの事業。一体どんな補助金なのでしょうか?詳しく解説していきます。
事業目的・概要
地域経済を支える中小企業におけるイノベーションの創出を図るため、中小企業・小規模事業者が大学・公設試等の研究機関と産学官連携して行う研究開発等の事業を支援するものです。
中小ものづくり高度化法の計画認定を受けた事業者が大学・公設試等の研究機関等と連携して行う、研究開発、試作品開発および販路開拓への取り組みを一貫して支援してくれます。
成果目標
事業終了後5年以内に事業化を達成した事業が半数を超えることを目指します。

実際に本補助金で開発された製品の事例
SOFCアノードガス再循環用次世代ブロワの開発

次世代ブロワ内部
動力伝達の分野でモーターの回転動力を流体エネルギーに転換しながら伝達し、高温ガスの有する熱エネルギーのほとんど損失することなく送風可能にした動力伝達装置である高温ブロワを、低コスト化、小型・軽量化、長寿命化することに成功しました。
開発の結果、国内外SOFCメーカー(主に最大手重電メーカー)に多数大納入し、現在は世界展開を準備しているようです。
中心となった中小企業2社は専門的な知識を持つ、産業技術総合研究所や大手自動車メーカー、大手重工メーカーからアドバイザーとして研究開発に助言いただくなど強いネットワークを持ったことが今回の成功につながったと話します。
どのくらい補助されるか?
実際の成果例をご覧いただいたところで、どのくらい補助を受けることができるのかについて説明いたします。
研究開発・試作品開発(戦略的基盤技術高度化支援事業)
IoT等の我が国の政策に対し、中小企業・小規模事業者等の技術力を最大限活用するため、大学等の研究機関と連携して行う、製品化につながる可能性の高い研究開発等への取り組みを支援するものです。
補助上限額
- 初年度4,500万円(補助率:定額・ 2/3)
- 2年目は初年度の額の2/3
- 3年目は初年度の額の1/2を上限として補助
- 大学、公設試等による研究開発等を支援(うち1,500万円を上限、補助率:定額)
- 中小企業・小規模事業者が行う研究機関等を支援(補助率:2/3)
補助事業期間
2年度または3年度
補助金額(上限額)
平成29年度(平成30年3月まで)に行う研究開発等に要する補助金額の合計が4,500万円以下
- 大学・公設試等(補助率:定額1,500万円以下)
- 中小企業・小規模事業者等(補助率:2/3以内)
※2年度以降は、原則として次のとおり減額となります。
年度 |
補助金交付申請額 |
2年度目 |
初年度の補助金交付決定額の2/3 以内(定額:1,000 万円以内) |
3年度目 |
初年度の補助金交付決定額の半額以内(定額:750万円以内) |
応募対象者は?
- 法の認定を受けたものづくり中小企業・小規模事業者を含む、事業管理期間、研究実施期間、総括研究代表者、アドバイザーによって構成される共同体を基本とします。
※単独では応募できません。共同体の構成員は、日本国内に本社を置いて、かつ、日本国内で研究開発を行っていることが必要です。
- 共同体の構成員には、法認定申請を行い、法認定を受けた「申請者」と「共同申請者」および協力者を全て含む必要があります。
※法認定が必要です。申請(変更認定申請含む)の締め切りは、平成29年6月8日(木)です。
- この事業への応募者は、事業管理期間です。事業管理期間は、研究開発計画の運用管理、共同体構成員相互の調整を行うとともに、財産管理(知的所有権を含む)等の事業管理および研究開発成果の普及等を主体的に行うものです。
- 国は中小企業が目指すべき技術開発の方向性と将来ビジョンを「中小企業の特定ものづくり基盤技術の高度化に関する指針」(技術指針)として取りまとめています。サポイン事業は、この指針に基づき指定された以下の12項目に沿って中小企業が作成した特定研究開発等計画を支援するものです。
対象となる基盤技術
1 デザイン開発に係る技術 |
7 表面処理に係る技術 |
2 情報処理に係る技術 |
8 機械制御に係る技術 |
3 精密加工に係る技術 |
9 複合・新機能材料に係る技術 |
4 製造環境に係る技術 |
10 材料製造プロセスに係る技術 |
5 接合・実装に係る技術 |
11 バイオに係る技術 |
6 立体造形に係る技術 |
12 測定計測に係る技術 |
応募はどうすればよいのでしょうか?
(1)受付期間
期間:平成29年4月14日(金)〜 平成29年6月8日(木)
時間:10:00〜12:00、13:00〜17:00/月曜〜金曜(祝日を除く。)
(2)提出先(お問い合わせ先)等
- 提出先は、主たる研究開発等の実施場所を担当する経済産業局等となります。
- 提出は、郵送等(締切日必着)または持参とし、FAXおよび電子メールによる提出は受け付けられません。
- 17時以降は受付に応じられませんのでご注意ください。特に受付最終日は混雑が予想されますので、時間に余裕を持って動くことをおすすめします。
対象経費
物品費(設備備品費、消耗品費)、人件費・謝金、旅費、委託費、その他(知的財産権関連経費、マーケティング調査費等)です。
非常に多岐にわたるので、詳しくは公募要領をご覧ください。
※生産を目的とした設備導入費や営利活動につながる経費等は対象になりません。
まとめ
おわかりいただけましたでしょうか?
労務費の女性が出る数少ない補助金であり、支援額も大きく、成功すれば大手メーカーから購入依頼がくるなど、夢のある補助金ですね。今回は100件ほどの採択を予定中です。
公募要領をご覧のうえ、挑戦してみてください!!
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今月5月と6月は補助金が数多く発表されています。
- 小規模事業者持続化補助金(最大50万円:募集中〜5月31日迄)
- IT導入補助金(最大100万円:募集中〜6月30日迄)
- 創業事業承継補助金(最大50万円〜500万円:募集中〜6月2日迄)
- 下請連携補助金(最大2,000万円:募集中〜5月31日迄)
- 戦略的基盤技術高度化支援事業(最大4,500万円:募集中〜6月8日迄)
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