梅干しの海外販路開拓で補助金2,000万円獲得
会社名 |
株式会社松明総研 |
地域 |
宮崎県 |
業種 |
飲食料品小売業・カフェ・バー |
梅干しの海外挑戦!?
日本の家庭の原風景に欠かせないもの、それは「梅干し」です。日常の食事から日の丸弁当やおにぎりの具材として各家庭で重宝されてきました。
しかし、家庭に笑顔をもたらしてきた梅干しは現在、家庭の食卓から消えていく危機に直面しています。
そうした中で、同社では補助金を活用し、健康食品として需要が高まりつつある海外に新たな販路開拓に挑戦します。
補助金活用で達成したこと
●梅商品の海外販路開拓
●海外向けの梅商品の開発・販売
日本人の梅離れ…一方海外では?
現状の国内梅産業では、国内供給量の減少と共に、果樹園面積の縮小傾向が続いています。
原因としては、
- 日本人の食生活や文化が伝統的な日本的な食事から欧米志向に変化していること
- 日本社会動向の少子高齢化と共に現代の若者は梅商品を消費する傾向が少なくなっている点
- 中国や台湾といった安価な梅の輸入拡大により、国内市場を圧迫している点
以上の3点が考えられます。
このような厳しい国内の状況を鑑みて、同社では新たに海外需要の開拓の必要性に迫られています。
シンガポールを含めた海外の方は梅を消費する文化が無く、梅の酸味を好まない傾向がございます。そのため、同社では梅の酸味を解消したオリジナル商品を開発し、シンガポールの百貨店で行った催事販売では現地の方からご好評を頂き、海外展開への自信へとつながりました。
現状の課題
①日本人の梅離れ
少子高齢化と食の欧米化により国内の梅消費が減少している。
②催事売上の低迷
消費者の百貨店離れにより、催事売上が年々減少している。
③梅農家の減少
梅需要の減少に比例して後継者不足が深刻化、梅農家が減少している。
新事業の目標
①日本から海外へ
顧客ターゲットを国内のみならず海外進出へ挑戦する。
②梅特化型カフェバーの展開
梅の良さを生かした梅スイーツや梅スムージーを開発、梅特化型カフェ・バーの展開を図る。
③宮崎県内の梅農家と連携
宮崎県内の梅農家と連携して、規格外梅等を利活用し、儲かる梅農家にします。
宮崎県産の梅を使用した梅特化型カフェ・バーの海外展開
補助金を活用して、今回の事業では、国内の梅の商品規格から外れてしまった「宮崎産の完熟梅」を活用したカフェ&バー形態の店舗をシンガポール現地に新規出店を行います。
同社では海外進出用に「完熟梅(宮崎県産)」を前面に出したオリジナルの梅商品を開発し、シンガポールの伊勢丹百貨店の催事にてテスト販売し、高額にも関わらず、飛ぶように売れています。
新店舗ではシンガポールでの催事販売で想定以上の高評価であったスムージー等の商品を提供します。
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